中居さんがフジテレビ社員に対して行った問題について、フジテレビ側が取るべき対応と疑問を少し整理してみました
変化ゼロへ
被害を受けた当事者(以降、本人)から「誰にも知れずに職場復帰したいと」の希望があったとのこと。「誰にも知れず」ということは、誰にも気づかれずにとほぼ同じ意味になりますから、事件の前後でほぼ変化ゼロの状態。つまり、元の状態に戻ることが必要となります。ここでいう元の状態とは、元の精神、元の気持ち(起きてしまったことなので気持ちの切り替え)、元の仕事への情熱等を指します。医者が絡むレベルとのことなので、思いのほか難易度が高い案件だったかと思います。果たして本人の上司等(以降、上司等)が本人が元の状態に戻って職場復帰させる算段があったのだろうか
課題とリスクの共有
本人が「何が起こったのか誰にも気づかれないで元の職場に戻りたい」と申し出たので、戻れるように会社がサポートしていくは正しいと思う。だけど、職場復帰するための、また職場復帰してからの課題とリスクを洗い出して本人と共有していたのだろうか。課題やリスクを共有することによって、これからどのくらいの難しいことに取り組んでいくのかイメージができる。「戻りたい(本人)」と「戻す(会社)」は違う立場だから、それぞれの立場で考えて課題とリスクを整理しておく必要があると思う
評価
職場復帰を目指して上司等がサポートしていたとして、適宜、本当に元の状態に戻せることができるのか評価していたのだろうか。適宜評価することによって、仮に「人知れず(気づかれず)」が困難となった場合に、本人と新しい解決方法を考えることができます
言うこ事と本当は違う
大丈夫でなくても、聞かれたら「大丈夫です」と言うのはよくあることです。本人が事を荒立てないことを望んだ場合はなおさらです。それを想定しなかったのだろうか(思っていることと言うことは一致しない場合がある。本当に大丈夫なのか評価する方法を持っておく必要あり)
会社の問題としてとらえた場合
もし、今回の本人が受けた被害を会社の問題としてとらえた場合
- この問題は会社の問題でもあるので、適切な解決方法を共に見つけたいと本人に申し出るのは可能である
- 会社としての再発防止策を立てるためには本人の協力と理解が必要不可欠である
- ビジネス上の問題として捉えれば、会社(フジテレビ)がタレントの所属会社に問題解決のための対処を求めることは可能である(契約にあればなおさら)。ただし、今回の場合は賠償というよりは、芸能活動の自粛(建前的には長期休養等)を申し入れ、それに伴う番組の降板措置もできたのではないか
ここまでお読み頂きありがとうございました <(_ _)>
コメント